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起業家・中小起業支援マーケター 渡辺裕貴
レイズワンの渡辺です。
今日たまたま、ある英会話教室の前を通りました。
名前は出せませんが(苦笑)
その時に、
「この英会話教室は嫌だな」
と感じました。
館内の照明が強い寒色系だったからです。
僕は寒色系の空間にいると
「暗い」「寒い」「陰気臭い」
と感じます。
つまり寒色系の空間と暖色系の空間では、
暖色系の空間のほうが「心地よい」と感じるのです。
と言うことで本日は
「滞在時間」
について書きます。
顧客が店頭で商品を眺めている時間や
自社のホームページを眺めている時間などを
「顧客の滞在時間」
と言います。
基本的に滞在時間は短いより長いほうがいいです。
対象(この場合御社)に接触している時間が長いほど
場に居ること、問い合わせ等の行動への慣れが生じ、
注文という行為へのハードルも下がってくるからです。
ザイアンスの単純接触効果と似ていますね。
(対象との接触回数が増えれば好意度が増す)
つまり企業や経営者には、
” 顧客が長く滞在したい “
と感じる心地よい空間づくりが求められるのです。
しかし、
長く滞在したいと感じる心地よい空間と言っても
それは人それぞれです。
人間には五感がありますから
視覚でそう感じるのかもしれませんし、
聴覚でそう感じるのかもしれません。
冒頭では色味の話をしましたが
基本的に私は、匂いに敏感な嗅覚人間です。
(自称チワワと五分)
つまり、
匂いの感覚が合わない空間は必然的に避ける傾向があります。
例えば子供の頃は本屋さんが嫌いでした。
紙とインクの匂いなのか、あの独特の匂いのせいで
「ここから早く出たい」と感じていました。
他にも車の匂いが嫌いで
今でも車に乗るのが嫌いです。
紳士服売り場や婦人服売り場も嫌いでした。
振り返ってみると、
「ここの匂いは嫌い」
と感じる場所は自然と避けてきました。
ということは、
それらが解消された本屋、車、紳士服店であれば
僕は長く滞在できたワケです。
つまり御社も顧客の五感に対して
「ここは心地よい」
という空間を提供できれば滞在時間も延び、
必然的に売り上げにも貢献されるのです。
しかし、注意して欲しいのが
” 万人に対して心地よい空間はない “
ということです。
100人いれば100人の感覚があります。
Aさんにとっては心地よくても、
Bさんにとっては地獄かもしれません。
例:寒色系空間
渡辺→陰気臭い Bさん→涼しげ
だからこそ重要になってくるのが、
自社のメインターゲット
(最も多い顧客層/あるいは狙っている層)は
どういった空間を好むのか?を知ることなのです。
その為には
御社が理想とする顧客像に近い人をピックアップし、
アドバイスしてもらうことです。
自分で店舗やホームページなどを運営していると
悪い部分にも慣れてきて、
何が悪いか分からなくなってきます。
だからこそ第3者の意見を貰うというのは
とても重要な行為です。
それが、自社が理想としている顧客像の声なら尚更です。
そして、
その声を参考に心地よい空間作りを行っていけば
お客様の滞在時間も延びていくはずです。
起業家・中小企業支援マーケター
渡辺裕貴
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