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起業家・中小起業支援マーケター 渡辺裕貴
レイズワンの渡辺です。
今回は
「廃業に追い込まれる創業者の共通点」
についてです。
仕事柄これまで沢山の経営者さまにお会いしてきました。
その中には、とても素晴らしい経営手腕で
メキメキ事業を育てていらっしゃる方もいれば
残念ながら廃業なされた方もいます。
私は、
廃業する創業者(経営者)さまには
共通点があると思っています。
それは
「ヤバくなるまで手を打たない」
ことです。
例えば、
現在事業がうまくいっていなくて
「このままズルズル行ってしまうとダメだ!」
と頭では分かっているのに
目先まで危機が迫らないと動かない人です。
ちなみに「手を打つ」というのは
・日々の仕事を頑張る
・朝から晩まで働く
という意味ではありません。
それは創業者であれば当然というか
日々のルーティーンであり作業なので
「手を打つ」
という事にはならないのです。
そもそも
「 ナゼ上手くいかないのか?」
と考えると、
・現在の方針(戦略)が間違っている
・現在の行動(戦術/戦闘)が間違っている
ことが原因なハズです。
今持っている考え方や
今やっている行動が悪いのに
いくらそれを一生懸命続けても自体は改善しません。
しかし、
廃業に追い込まれる創業者さまは
「このまま続けていけば、いつか良くなる」
という根拠のない妄信と努力を続けてしまうのです。
そして、いよいよ本格的にヤバくなり
目先まで危機が迫ったとき初めて
「今までのやり方は間違ってた!」
「手を打たなくては!」
となるのです。
しかし!
本当にヤバくなってからでは
ハッキリ言って遅いです。
ヤバいという事は
資金的にも底を尽きかけてるので
目先の利益を落とさないように
日々の業務に追われて時間もないし、
そもそも「手を打つ」為の資金が残ってないからです。
ですから
創業期に当たる経営者さまは
「このまま行くとどうなるのか?」
を常に予測し、
もし仮にこの先危機を向かせる可能性があるなら
先に手を打っておく必要があるのです。
その「手を打つ」というのは
前述しましたが、
日々の仕事を頑張ることではなく
・現在の方針と行動の間違いに気づく
・上手くいく為の方針と行動を探す
・取り入れて実行する
ことです。
その為には
毎日現場に張り付いていてはダメです。
自分の会社や現場には
上手くいかない原因である自分の考え方や行動
しか転がってないからです。
上手くいく方法を探すには
・上手くいってる成功例を見る
・成功している業界の先輩から学ぶ
・異業種からの非常識を学ぶ
・専門家の力を借りる
などしかありません。
上手くいかない原因を作ってるのは自分ですから
その自分ひとりで考えてても
自体は解決しませんからね。
ちなみに
「上手くいかない原因は私じゃなく○○だ」
って人はもう終わってますので
諦めるしかありません。
どんな優れた経営者でも
自社より外に影響を与えるのは難しいですから
上手くいかない原因を
◎他人・他者
◎環境
◎時期
◎その他外的要因
にしか見つけられないなら
手の打ちようはないですからね。
経営者たるもの
「今持っているカードでどんな手を打つべきか?」
を考えるのが仕事です。
カードを持ってない事を嘆いたり
他人のカードを羨ましがったり
負けた事を他人のせいにしてても
どうしようもないのです。
という事で
《本日の結論》
「ヤバい!」と思ってから動いでも遅い
それでは本日はこの辺で
レイズワン 渡辺
つくば集客戦略会議2017
あと2週間・・・