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【勝手にチラシ批評】不動産・住宅販売会社Gの場合

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更新:2020.4.23

小さな会社・中小企業支援マーケター

渡辺 裕貴


 

先日、

ある経営者様からこんな相談を受けました。

 

「創業した当初はお金をかけて

精力的にチラシを撒いていたのですが、

全然効果がなかったので辞めたんです」

 

「もうチラシとかって古いですよね?」

という相談です。

 

ハッキリ言います。

チラシは今でも最強の集客ツールの一つです。

 

むしろチラシが使えないと

一般消費者向けにビジネスをしている会社は

かなり致命的です。

 

世の中の集客系のコンサルタントは

やれWebだとかSNSだとか

目新しい集客ツールをもて囃していますが、

稼いでる会社はチラシづくりが上手いです。

 

想像してみてください!!

 

会議の資料 → パソコンの画面

会議の資料 → 紙

どっちが読みやすいですか?

 

読書 → タブレット

読書 → 紙

どっちが頭に入りますか?

 

恐らく紙の方が頭に入りますよね?

 

「いや、私はパソコン(画面)ですね」

という1部の意識高い系の人は置いておいて

多くの方はまだまだ紙文化です。

 

基本的に人は、

パソコンの画面より紙媒体の方が

集中しやすく、頭にも入るのです。

 

ですから、

「ウチはホームページとSNSばっかりだ」

「チラシはお金がかかって・・・」

という経営者様は、

今すぐチラシをマスターした方がいいです。

 

今回、相談に来られた経営者さまも

チラシという手法が悪かったのではなくて

単にチラシづくりが下手だっただけです。

 

ツールというのは、

「どれを使うか?」は大した問題ではなく

「どう使うか?」が大切です。

 

集客が分かっている人なら

どの手法を使ってもそれなりに結果が出ますし、

そうでない人が使えば、

どのツールを使っても結局一緒です。

 

超高級な筆を素人が使ったところで

いきなり字が綺麗になるワケではありません。

それと一緒です。

 

ですから

「客数を大きく伸ばしたい」

「劇的に業績を上げたい」

という会社様であれば、

しのごの言わずにチラシ作りを始めましょう。

 

多少の費用はかかりますが、

ちゃんと学べばソレを大きく上回る

リターン(集客)が得られます。

 

ということで、

ウチのポストに入ってたチラシを使って

さっそくチラシ作りのコツを教えます。

 

 

明日から結果がでるチラシ作りのコツ

まずはこちらをご覧ください。

不動産チラシ

こちらのチラシは、

先日ウチのポストに入ってたものです。

 

さすがに何処のチラシかは明かせないので

ロゴなどは隠していますが、

茨城県の住宅販売会社のものです。

 

まず、

このチラシを作った人が言いたかったのは

以下の点だと思います。

(1)上半期決算につき謝恩価格である

(2)よって限定1名である

(3)値引きにも応じる

(4)来場者にはクオカードプレゼント

 

えー・・・

ワタクシ、渡辺による勝手にチラシ批評、

今回のチラシは〜

10点です。

 

100点満点中ね。

 

まぁ残念チラシといった感じです。

恐らく何にも分からない担当者様が

「いい感じに」とか

適当なことを言われて押し付けられたのでしょう。

 

今回のチラシはダメなところが

あまりにも多すぎるので

大きなポイントを3つだけ挙げます。

 

(1)チラシは縦書きが良い

結果(来店数)などの数字を求める場合なら

チラシは縦書きが良いです。

人間の目というのは縦の動きには強いが、

横の動きが大きいと疲労感を感じます。

 

読んでいて疲れる広告だと

お客様はすぐに読むのを辞めてしまいます。

 

このチラシの場合も、

左から右まで大きく使って書いてるので

読んでいると疲れてきますし、

何より書きたいことが

あちこちに散らばっている印象を受けます。

 

横書きは横書きでやり方がありますが、

結果を求める初心者の方は

縦書きで書いたほうがいいです。

 

(2)価値・メリットが書かれていない

このチラシには

商品の価値が書かれていません。

 

この商品を購入すると

★購入者にはどんな良いことがあるのか?

★他の住宅と違ってどんなメリットがあるのか?

そういうのが一切書かれていないのです。

 

価値やメリットを伝えられないと

お客様は価格で判断するようになります。

 

すると安売り合戦に巻き込まれてしまいます。

謝恩価格を売りにしているのは

その結果だと思います・・・。

 

(3)特典がショボい

これは多くの会社がよくやる凡ミスです。

ショボいといっても、

金額云々の話ではありません。

 

単純にクオカード関係ないよね?

という話です。

 

特典を付けるなら、

その商品に関連するものを付けるべきです。

 

商品が住宅であるならば、

「住宅を購入しようか検討している人」

が喜ぶものにするべきです。

 

 

本日の最重要ポイント

で!

最後に1番大切なことを書きます。

 

今回のチラシのように

★謝恩価格

★限定1名

のような煽り方をするチラシは

「今すぐ客向け」のチラシです。

 

要は、

「近い内に家を買おうと予定している人」

ですね。

 

けれど今回のチラシには

価格が記載されていません。

 

つまり、

来場したお客さんに対し営業マンがついて

セールスする2段仕掛けということでしょう。

(チラシ見てそのまま買うなら1段)

 

であるならば、

まだ直近で買うつもりはないけれども

「いずれは家が欲しい」と思っている

見込み客も集めた方がいいですよね?

 

けど今回のチラシでは

売り込み感が強すぎて見込み客は反応しません。

 

ですから例えば、

「住宅に興味のある人が喜ぶイベント」

などを催して、

見込み客も集めた方がいいと思います。

 

どうせ営業マンがセールスするなら

母数と顧客リストは多い方が良いからです。

 

それでは長くなってしまいましたが、

今日の所はこの辺で。

 

 

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