経営

あなたにも訪れる廃業の瞬間

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

FROM 事務所

起業家・経営者支援マーケター 渡辺裕貴

 

 

突然ですが・・・

皆さんは2015年の廃業・倒産数を知っていますか?

 

日本では毎日のように

新しい会社・事業所が誕生し、

それを上回る数の会社が廃業・倒産に追い込まれています。

 

東京商工リサーチの調べによると

2015年の休・廃業数は2万6,699件にもなり、

倒産件数と合わせると

その数なんと3万5,000件にも昇ります。

 

そして国税庁の調査によれば

5年内の生存率は15パーセント

10社中1〜2社しか残らないというデータが出ています。

 

ということは同業他社・ライバルの中から

5年後まで生き残れるのは、

10社中、ほぼ1社と言っても過言ではないのです。

 

ここで

「ウチはライバル少ないから〜」

なんて思わないでください。

 

ライバルが少ないということは

そもそも需要が少ない世界ということです。

そんな商売自体、5年後には無くなってるかもしれません。

 

つまり皆さんは

5年以内に廃業している可能性が高いということです。

 

 

では、今なぜこんなにも廃業率が高くなっているのでしょうか?

 

理由は大きく分けて3つです。

(1)お客様が商品・サービスに飽きるスピードが早い

(2)経営者が商品・サービスの需要の変化についていけない

(3)経営社が販促ツールの進化についていけない

からです。

 

 

まず(1)

とにもかくにも現代のお客様は飽きるのが早いです。

インターネットやテレビで取り上げられ、流行ったと思ったら半年後には飽きられている。

こんなことも珍しくありません。

 

なので、やっと一つ当てたと思ったヒット商品でも、

一時的にしか稼げないので、他の収益源が無いとあっという間に利益を生めなくなるのです。

 

 

次に(2)

これは技術の進歩などによって必要とされなくなった商品などです。

 

例えばCD。

昔でいうと音楽を聴くには絶対的にCDだったはず。

けれど現代ではインターネットサービスを利用して、デバイスに直接ダウンロードします。

当然CDの購入者も当時に比べて激減していますから、CDの製造販売に特化していた企業などは軒並み廃業に追い込まれているわけです。

 

 

最後に(3)

販促のカタチも時代の流れでドンドン変化していっています。

例えばインターネット黎明期だった1995年頃では珍しかったホームページも今の時代では持っていて当然ですし、SNSも集客ツールとしてはもう古いです。

 

今の時代、中小企業・個人事業主(起業家)は自社でランディングページを作れるレベルでないと、この先も生き残るのは難しいです。

 

もちろんそれも単純に「ランディングページを作れればいい」

というわけではありません。

要は「使い熟し」の問題です。

 

例えばひと昔前までなら、ちょっとパソコンをかじった友人に知り合いに作ってもらった手作りホームページでも事足りたかもしれません。

けれど今ではSEO対策をしっかりしたホームページでなければ検索エンジンにも引っかかりません。

 

SNSだってそうです。

0円で使えるブログやFacebookページは星の数ほどインターネット上に溢れているので正しいマーケティング手法や文章術がないと、手間ばっかり掛かって一向に利益に繋がらないでしょう。

 

これと同じようにランディングページだって技術的に作れるか?

ではなく、どのように利用するか?

などが分かっていないの全く役に立たないのです。

 

 

このように、

知らず知らずの間に自分の持っているノウハウやスキルが廃れ

気づかない内に自分の商品や感性が古くなり、

ついていけなくなるのです。

 

そして、生存競争の終わりの無いマラソンレースの中で、

後ろに取り残されていった企業・経営者から廃業を余儀なくされていくのです。

 

 

だからこそ

5年、10年と永続して生き残る企業・経営者になる為に

たった5つのことを心に留めて欲しいのです。

 

(1)一つの人気商品に依存しないこと

・・・その需要が一生続くことはありません

 

(2)お客様の声を拾う仕組みをつくり、たえず商品開発すること

・・・売れる商品はお客様だけが知っています

 

(3)時代の流れ、商品の需要の変化を感じること

・・・皆さんの業界自体が無くなっている可能性もあるのです

 

(4)新しい販促ツールは先頭きって試してください

・・・「どうせ」と思わず、まずは試してみましょう

 

(5)やったことの無い販促法を常に模索しましょう

・・・デジタルもアナログも全てです

 

 

取り残されていく経営者には大きな共通点があります。

それは「学ぶことを辞めた」という点です。

 

「俺はこの方法でやってきたんだ」

「うちの業種ではそんな方法うまくいきっこない」

「分からない、時間がない、お金がない、難しい・・・」

 

理由はいくらでもあると思いますが、

学ぶことを忘れてしまった

試すことをしなくなってしまった

挑戦しなくなってしまった

現状に満足してしまった経営者は例外なく消えていきます。

 

 

なぜなら一生売れ続ける商品なんて存在しないし、

一生効果が出続ける販促方法も無いからです。

 

必ずどこかで壁にぶつかるし、枯渇するし、稼げなくなります。

そうなる前に、新しい商品やサービスを生まなければならないし、

事業ごと作り変えなければならないかもしれません。

 

当然、新しい販促法も見つける必要があるでしょう。

 

だからこそ、この5つのこと心に留めて、忘れないようにして欲しいのです。

渡辺

 

 

経営者・起業家の為のお役立ちメルマガ(無料/定期発行)

登録はこちら
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*