FROM 起業家・中小企業マーケター 渡辺裕貴
早速ですが、今日のテーマは
『広告テストのやり方』
についてです。
広告には様々な種類があります。
◎チラシ広告
◎新聞広告
◎インターネット広告
などなどです。
恐らく、皆さんもこれまで
様々な媒体で広告を打ってきたと思います。
けれど
自社の広告を打つ際、
きちんとテストをしてから広告を打つ会社・人は少ないと思います。
大体のところは
『これでオッケーでしょ!』 と自信満々に
仕上がった一つの広告に販促費の大半をつぎ込みます。
もしドキッとした方、覚えておいてください。
それはもう、パチンコや競馬と一緒で
ただのギャンブルです。
よく広告テストというと
A/Bスプリットテスト
などの言葉を聞くと思います。
Aパターンの広告と
Bパターンの広告では
どっちが費用対効果が高いのか?
というアレです。
けど、テストのやり方を知っていても
実際にやってる人は少ないです。
それは何故か?
恐らく
『ちょっと文字や画像をイジったくらいで、そこまで結果なんて変わらないでしょう?』
と思っているからです。
こう思っている人は
マーケティング超初心者です。
レベル1です。
今後は、新しい知識を詰め込むより
広告テストの習慣を身につけた方がいいです。
というのも、
どんな媒体での広告も
ちょっとした文字の変化(大きさ・色・フォント・配置)や
画像の変更だけで、
●倍~数十倍の変化が起きるからです。
そこで今回は、
私が先週おこなった
広告の効果を8倍高めた方法をシェアしたいと思います。
今も現在進行形なのですが、
私は先週からインターネット広告を出しています。
ここで
『ネットかよ』
と思った方は、チラシ広告にも応用できるので
早合点せず読んでみてください。
で、実際おこなったのは
Facebookページでの広告でした。
こんな感じです。
Facebookをやる方はよく見かけますよね?
私は広告をおこなう際、
全販促費の内20%をテストに充てます。
これは多すぎてもダメですが、
少なすぎても良質なデータが取れません。
ですからメインの広告期間より少し前に実行します。
例として
4/1~4/14に広告を打ちたいなら
その前の1週間をテストに充てるのです。
そして
文章と画像の修正をおこなっていきます。
テスト期間がスタートしてから
最初の3日間は上がってくる数字とにらめっこです。
『結果はどうだ?』
『何がいけない?』
『どうしたら良くなる?』
要は検証の段階です。
で、4日目に
1段階目の修正として
キャッチコピーに使っている
AとBのワードを逆に入れ替えました。
まずこれだけでクリック率が4倍に増えました。
『そんなことで本当に変化するの?』
と思うかもしれませんが変化します。
人は往々にしてZの流れで視線を動かします。
なのでこの場合は左側に強いワードが来た方が
ユーザーの反応が上がります。
この時、私はAとBのワードで
それぞれ異なる層のターゲットに響く言葉を使っていたので
『AのワードよりBのワードに反応する人間の方が多いかもしれない』
という予測を立てたのです。
そしてそれが見事当たったカタチになりました。
そして次におこなったの画像の修正です。
画像は当初
Aのワードに反応する層に向けた画像を使っていたので
Bのワードに反応する層に向けた画像に入れ替えました。
こんな感じです。
この画像の入れ替えによって
クリック率が当初の8倍に増えました。
このように
販促費の一部を使ってテストを繰り返すことで
より効果的な広告を作ることが出来ます。
これをもしやらずに
ハズレ広告に全部の広告費と広告期間を使っていたら・・・
考えるだけで恐ろしいですね。
さて
これまで皆さんがおこなってきた広告は
アタリ広告だったのでしょうか?
それともハズレ広告だったのでしょうか?
それを確かめることは出来ませんが
これからの広告をより高い効果のモノにすることは出来ます。
ぜひ広告テストをおこなってみてください。
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追伸:
ちなみに今回私は
一つの広告でA層とB層
どちらも反応する広告を作りました。
しかし本来であれば、
最初っからA層向け・B層向けと
広告を分けた方がベストです。
これは私の横着です。苦笑
ただA層とB層では、
かなり近しい層だったので
今回は一つの広告でまとめたというワケです。
もし皆さんが広告を打つ際は
この辺も意識して頂けると嬉しいです。